築古大家の不動産DIY日記

築古大家の過去の経験談中心に書いています

築古大家がDIYを始めたわけ(続きその2)

築古大家は資金不足であることからDIYを始めたわけですが、最初から上手くいくことはありませんでした。やってみたら意外と簡単だったようなことは全くありません。大工さんがやっている仕事を見ては廃材の片づけをやり、内装屋さんがクロスを貼っている隣で廃材を集めてゴミ袋に入れる作業がメインでした。

 

電気屋さんの仕事は見ているだけ、水道屋さんがトイレの取り付けをしているのも見ているだけでした。特に手伝うこともなく、違う現場で役立ったようなこともなかったと思います。それでも、一棟アパートの浴室のモルタル塗装はDIYでやってみました。

 

古い浴室は内壁や天井がモルタルであることが多く、元社員寮である一棟アパートの浴室はハーフユニットバスでした。浴室や内壁下部、床面がFRP(頑丈なプラスチック)できていて、内壁上部と天井がモルタルでヒビだらけでした。浴槽も汚れが酷く、浴室交換も検討したことはありましたが、資金がありませんでした。

 

それでモルタル部は塗装することにしました。モルタルのヒビにコーキングで補修して塗装しましたが、塗装できるコーキングでなかったため塗装しても塗料はのりませんでした。後に塗装できるコーキングがあることを知りますが、この時は知りませんでした。コーキングをして塗装したはずなのに、コーキングの跡が目立っていましたがとりあえずよしとしました。

 

壁に空いた穴を塞ぐ作業をDIYで直したこともあります。今であれば石膏ボードをある程度切り取ってから張り直しますが、当時は何を考えていたのか穴に新聞紙を詰めてパテで均していました。パテで均すといっても完全に平らにはならずに凸凹していました。そんな凸凹したボードにDIYでのりつき壁紙を貼っていたので、仕上がりはなんとも言えないものでした。

 

また競売で購入した物件には敷地に大きな犬小屋のような基地のような、単管パイプと合板その他で組まれたものがありました。とにかくビスで留めてあり、最初は手回しドライバーでやっていましたが、途中で充電式ドライバーを購入して解体作業をやりました。この時にはインパクトドライバーやドリルドライバーなどの電動工具を持っていなかったため、多大な時間をかけて作業をしていました。

 

知識も経験もなく電動工具などの道具もなければ時間ばかりかかってしまい、終わりが見えない作業となります。今ではYouTubeなど動画で情報を得ることができますが、当時はとにかく手探りで作業を進めていたと思います。

 

今ではインパクトドライバー、ドリルドライバー、電動丸ノコ、スライド丸ノコ、クロス針道具一式、CF用コーナーカッター、電気工事道具類など様々な工具が揃ってきました。それでもまだ足りていない道具や経験がたくさんあります。大工、内装、電気、水道、その他の作業が満載となり全てを網羅する多能工になることがDIYの究極の目標ではないかと思います。

 

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