築古大家の不動産DIY日記

築古大家の過去の経験談中心に書いています

競売で物件を購入して元所有者にそのまま賃貸する

競売で不動産を購入して元所有者にそのまま住んでもらい、家賃を払ってもらうことができたらいいですよね。安く物件を購入して家賃を貰い、修繕費用は入居者持ちなんてことも可能だったりします。元所有者は住み慣れた家から出ていくこともなく、そのままの生活が続けられて引越しという大変な作業をしなくてすみます。

 

もし自宅が競売にかかってしまっていたら、住んでいる人は追い出されてしまうのではないかと不安であると思われます。中には競売になっても堂々としていて落札後にもなかなか出ていかずに家賃を払うこともなく、不法に住み続けるなどということもあるようです。そうなると強制執行で立ち退いてもらう他ないかもしれません。

 

競売物件は入札する前には室内内見は出来ないとされています。空き家で誰も住んでいない家であれば鍵がかかっているため、勝手に室内に入るようなことは不法侵入になります。ただ、競売物件であっても所有者が入居していて中を見せてくれるようであれば話は違ってきます。室内を見せてくれるようであれば一番いいのですが、話し合いが出来るようであれば入居をし続けて家賃を貰うことができるかもしれません。

 

築古大家が過去に購入した競売物件で元所有者がそのまま入居し続けて家賃を貰うことができたのは3軒あります。そのうち2軒は退去して1軒はまだ入居しています。3軒とも競売で入札する前にお宅訪問をしています。その際に賃貸となってもそのまま住み続ける意思があるかどうかの確認をしておきます。

 

家賃は一般的な賃貸に比べて安くしますが、基本的な修繕などの維持管理費用は負担してもらうことにしています。また将来的に希望があれば元所有者に売却する可能性があると話をしておくといいかもしれません。購入金額の200%を回収していれば、贈与税がかからない範囲で格安に譲っても利益の確保は十分だといえます。

 

競売物件であっても元所有者には退去してもらい、リフォームをしてから売却また賃貸したほうが儲かる可能性はあります。リフォーム費用を抑えることができ、物件の価値を著しく上げることができれば退去してもらうこといいでしょう。また法人としてやっているのであれば、不動産を短期売却していくことが多いようです。個人に比べて短期の利益を積み上げていく法人あれば、長期よりも短期で利益を求めていく方が正解です。ただ個人であれば不動産の所有期間5年超でまわしていく方が税金も少なくすみます。競売で落札した後に、元所有者にそのまま賃貸で家賃をもらうのは大きく儲かるものではありませんが、確実に利益を生みだしてくれます。

 

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