築古大家の不動産DIY日記

築古大家の過去の経験談中心に書いています

○○大家さんに内定したけど入社しなかった件

投資物件を扱っている不動産会社は数多にありますが、なかでも大家さんとして成功してさらに不動産会社になった○○大家さんはかなり有名ではないでしょうか。個人大家さんとして既に成功しているのに、不動産会社を立ち上げていました。その会社の儲かる大家さんを増やしたいという理念に賛同し、入社して一緒に仕事をしたいと考えました。

 

当時は順調に売り上げを伸ばしていたようで、営業を常に募集していたようでした。応募して面接にいった時には何故かお客さんと間違われました。毎日のように無料面接という形で見込みのお客さんを集めていたようで、それに間違われたようでした。営業募集の面接だと告げると、○○大家さんは少し態度が変わった様子でした。

 

入社面接に行った当時は10年以上勤務した会社を退職してから半年程度経った頃でした。まだ失業保険を貰っていましたので経済的には困窮していませんでした。一通り話をして、金銭的な条件は半年間試用期間で月給15万円、交通費は最大で1万円でした。歩合給として手数料売上50万円までゼロ、50万円を超えると30%、100万円を超えると50%でした。

 

どうしても入社したいと考えていたわけでもなかったようです。失業保険で20万円ていどもらっていたことと前職から基本給が大幅に下がることで返事は後日としましたが、結局入社はしませんでした。○○大家さんは都心の一等地で営業していましたが、当時はまだマンションの1室で営業しているようなこじんまりした感じでした。

 

ちょうど事務所の引っ越しを予定しているところだったようですが、なぜか個人のPCを持ってきて欲しいとのことでした。会社の仕事に個人のPCを使うのはどうかと思いました。また、○○大家さんの社員で物件購入した人がいるのか聞きましたが、答えは誰も買っていないとのことでした。投資物件を紹介していると目が肥えてくるとのことでしたが、実際は手数料を儲けるためだけにやっているのだと感じました。

 

入社しなかった○○大家さんは順調に業績を伸ばし業界でもかなり有名になっていき、入社しなかったことを少し後悔したこともありました。ただ、かぼちゃの馬車問題が発端となりスルガ銀行の不正融資が発覚して、不動産融資が急激に引き締められました。その後まもなく○○大家さんは廃業としたようですが、従業員はどうなった不明です。

 

○○大家さんはサンタメ契約を数多くやっていたことや、契約書を複数作成していたことも知りました。もし築古大家が入社していたら会社の仕事として不正をしてしまい、不幸な大家さんを多数生んでいたことでしょう。

 

○○大家さんに入社しなかったことで、零細ながらDIY大家としてやっています。それほど儲かるようなことはありませんが、精神的に楽なのはいいことだと考えます。もし入社して一時でも月給100万円を超えるようなことがあれば、いい気になって今とは違う人生になっていたかもしれません。でも、数年後には会社がなくなって路頭に迷ってしまうことは分からず、大変な思いをしていたはずです。

 

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