築古大家の不動産DIY日記

築古大家の過去の経験談中心に書いています

壁紙張替え1㎡あたり1,000円超えたら高いですか?

 

賃貸住宅の原状回復リフォームで一般的なものとして、壁紙張替えがあります。壁紙は内装職人さんが張替えを専門でやっているもので、基本的な原価は壁紙と壁紙用糊です。壁紙は量産物として安いものだと1mあたり150円、壁紙糊は180m用で2,200円ていどからあります。

壁紙と壁紙糊で一番安いものを使うと、壁紙張替えの材料原価は1mあたり170円ていどとなります。リフォーム見積りで壁紙張替えは㎡単位で見積書を作成しているのが一般的です。ただ、実際の壁紙は90cm幅50m巻で販売されています。壁紙の1mは90cm幅になるので0.9㎡となります。

壁紙は90cm幅であるため、未だに㎡単価ではなくm単価で見積りをだす壁紙屋さんも希にいます。壁紙の張替えは、壁紙を剥がす作業から始まります。90cm幅で張ってある壁紙を簡単にはがすことができれば、作業は一気に進みます。ただし、古い壁紙だと小さくちぎれてしまい、手間がかかる場合があります。

また、壁紙を剥がし終わっても、下地となるボードがしっかりしていない場合があります。その時には、粉パテを水で練って、パテ埋め作業が必要です。パテ埋め作業は下地のボードを補修する作業ですが、壁紙を剥がしてみないと分からないことあり、パテ埋め作業を込みで壁紙張替えの見積りをだしている場合もあります。

築古大家が以前勤めていた賃貸仲介の不動産会社では、壁紙張替えは1㎡あたりの金額は、消費税込みで1,300円以上でした。パテ埋め作業は、分かる範囲で別にしていましたので、分からない時には、込みの費用だったと思われます。この、1,300円のうち、25%はマージンとしてとっていたので、リフォーム会社に入るのは1,000円程度だったはずです。

この取引先のリフォーム会社も自社で職人がいるわけではなく、個人の壁紙職人さんに外注しているようでした。リフォーム会社でもマージンを取って職人さんに支払っているはずなので、職人さんには手間代として1㎡あたり400円あればいい方かもしれません。

壁紙職人さんは、1日でどのくらい壁紙を張れるのかといえば、下地がしっかりしていて、壁紙を張るだけの作業であれば80~100m張っていました。築古大家が頼んでいた職人さですが、自動糊付機を持っていて広い面積に限ります。トイレや洗面所など狭い面積で入り組んでいたりすると時間がかかります。

壁紙を剥がしとパテ埋めの手間を考えると、1日あたりの張れる面積は40~50m、32~40㎡となります。40㎡だと手間代として16,000円になりますが、道具は自前となるため毎日仕事が入っていれば何とかなりますが、仕事が切れると大変な状況になるでしょう。

壁紙の材料原価は安いのかもしれませんが、リフォームを依頼する時に、どこに依頼するのかで金額が大きく違ってきます。同じ職人さんが施行することでも、どこにマージンが入っているのか考えていくと、少しでも安く依頼できるはずです。

 

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