ウチは大手だから何かあった時に安心してもらえます
大手業者は安心感がありますね。昔からよく言われていることですが、なにが安心なのでしょうか。リフォームで考えてみると、ミサワリフォーム、住友不動産の新築そっくりさん、朝日住宅リフォーム、この3社がSUUMOでのリフォーム会社アクセスランキングだそうです。なかでも住友不動産の新築そっくりさんでは、全国受注棟数が12万棟を超えているようです。築古大家も新築そっくりさんの現場見学会に参加したこともあり、全国でいくつもリフォームを受注している印象があります。
大手業者だとなにが安心なのか質問してみたことがあります。新築そっくりさんでは、構造計算をして耐震改修をしているとのことです。柱や梁の補強をコンピューターで計算しているそうですが、リフォーム業者としては普通なことだと思います。現場の大工さんでさえ、柱や梁の強度は確認していきます。コンピューターは使いませんが、知識と経験により分かるでしょう。
設備などに不具合が発生しても保証期間内であれば、無償で修理や交換をしてくれます。その分で金額がかなり高くなります。水回りでは浴室、トイレ、キッチン、洗面台となりますが、不具合が起こることはほとんどありません。なかには水漏れなどの不具合が発生することもあるようですが、接続がしっかりされていないなどもあるようです。丁寧な作業をしていれば防げる問題もあり、実際に作業するのは職人さんです。大手であろうと中小、または自営であろうと、作業内容に違いはありません。
なにが違うのか、金額が違います。もしかしたら大手業者の方がベテランの職人さんがいるのかもしれません。でも実際は大手業者が受注したリフォームは提携の工務店に発注しているだけです。営業マンが担当者としていた方が安心できるかもしれません。なにか要望があれば聞いてくれる担当者がいた方が確かにいいと思います。でも、実際に作業するのは営業マンではありません。
住宅を新築したりリフォームしたりする時には、様々な作業があり、様々な職人さんが入ります。大工さんだけでなく、電気屋さん、水道屋さん、足場を作る鳶職人さん、屋根職人さん、内装での壁紙職人さん、その他に仕様によってさらに必要になります。大手業者は全ての職人さんの仕事をしっかりみることができるのか、担当の営業マンがいくつも現場を受け持っているのであればかなり難しいと思います。高いお金を払っているのだから、しっかりやっているはずだ、と考えるのも危険だと思います。
築古大家はリフォームを大手業者に依頼することはありません。同じリフォームを依頼するのであれば地元の工務店に依頼すると思います。また可能であれば職人さんに直接依頼をして、DIYで対応できればやっていきます。リフォーム金額を抑えながら、自分好みにリフォームをしていくことがDIYの醍醐味だと思います。大手でなければ安心できない、というのであれば高い金額を払って依頼をしましょう。ただ、高い金額に見合った仕事かどうか確認することはできませんので、考え直すのが無難です。
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