築古大家の不動産DIY日記

築古大家の過去の経験談中心に書いています

廃屋付きの土地を購入してDIYで再生を目指す

築古大家が現在取り組んでいるのが、廃屋付きの土地を購入してDIYで何とかしようとすることです。元々土地380万円で売りに出ていたのですが、解体予定の古屋つき、土地の測量もまともにやっていない土地でした。

 

最低でも解体費用で150万円、測量で30万円はかかりそうでしたが、自治体から解体補助金として20万円がでることになっていました。ここまでで、現状渡しで160万円ていどは値引き可能だと考えられました。

 

現状渡し160万円の値引きでは、更地にしてもらって380万円で購入することとほとんど変わりません。そこで、現状渡しで残置物も全て込み120万円で指値を入れました。120万円の根拠は売主さんの手取りで100万円は残るように考えてのことです。

 

不動産売買の仲介手数料の上限が改定され、売主さんの支払う手数料が不動産価格400万円以下であっても、売主さんの承諾で20万円となりました。それまでは200万円以下の仲介手数料は不動産価格の5%でした。そのため、低価格帯の不動産は業者がほとんど仲介していませんでした。

 

売主さんから最低でも20万円の仲介手数料を見込めれば、不動産業者も広告活動をやる価値があると判断します。売主さんは既に遠方で5年以上も空き家として固定資産税がかかるだけの負債を何とか処分したいと考えていたのでしょう。

 

実質220万円から120万円の値引き交渉はあっさり受け入れられました。こんなことなら80万円の指値をしておけば良かった、と後悔するほどでした。購入した土地の建物は未登記で、土地の所有権移転登記は法務局に書類提出をして、建物は所有者変更の書類を役所に提出しておきました。

 

引き渡し後に、まず玄関鍵の調整をしました。もともと古いこともあり、玄関の引き戸を使わず裏口を使っていました。裏口のドアの鍵を開け、玄関のシリンダーに鍵スプレーをかけました。何とか玄関の引き戸は使えるようになりました。

 

その後に、残置物を片付けていきましたが、とにかく布団、座布団、服がかなりありました。未使用に近いものも多数ありましたが、軽トラに積み込んで何度も処分場に持ち込みました。今回やっている現場から可燃ゴミの処分場まで車で5分ていどの近距離であったので、多い時には1日3回持ち込んでいました。

 

可燃ゴミは10キロ150円、不燃ゴミは10キロ100円で引き取ってくれます。個人の持ち込みですが、既に数万円の支払いになっています。最初のうちは残置物をまとめてゴミ処分場に持ち込み作業が続きました。タンスなどの家具や扇風機などの小型家電も含め、生活用品の片づけ作業で、リフォームどころではありませんでした。

 

残置物を片付けがある程度済むと、ようやく解体作業に入ります。土壁を破壊して土嚢袋に詰めて、不燃ゴミの処分場に持ち込みました。土はかなりの重量があり、既に3トン以上持ち込んでいます。浴室の解体も、バールとハンマーで叩いてやり切りました。1階の天井解体も進んでいます。現在、他の物件で空き家が出てしまったので、そちらを優先していますが、落ち着いたら築50年を超える古民家の再生に取り組んでいく予定です。

 

 

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