築古大家の不動産DIY日記

築古大家の過去の経験談中心に書いています

今の収入がゼロになったらどうしますか

会社員をしていると、毎月の給料日には会社からお金が振り込まれることが当たり前のことです。大企業であれ、中小企業であれ、公務員であれ、それは変わらないことでしょう。公務員や大企業は起こる可能性は極めて低いと思われますが、中小企業だと給料日にお金が振り込まれないという現象があります。

 

特に家族経営をしているような零細企業は、売上や利益が落ちてくると従業員の給料を減額したり、遅滞したりすることも珍しくないようです。また滅多にないことですが、大企業でも急に倒産するようなこともあります。会社員であれば、ハローワークに行って失業保険を申請することができます。

 

自営業者はどうかといえば、売上がなくなれば収入がなくなります。失業保険はないので、全ては自己責任になります。大家さんも自営業者と同じです。賃貸住宅から入居者が退去すれば家賃は減少します。全ての入居者が退去してしまえば、家賃収入はゼロとなります。収入がゼロになっても借り入れをしていれば、返済は続けなければなりません。

 

サブリースで家賃保証があっても、保証家賃が減額されることは既に普通になりました。なかには保証家賃がゼロになってしまい、大家さんが自前で賃貸募集を依頼しなければならなくなりました。収入がなくなり支払いだけが残り、自己破産する大家さんもいたようです。

 

収入が全くなくなったとしたら、今の生活がどの程度続けることができるでしょうか。3ヶ月、6ヶ月、1年以上維持できれば金銭的な不安は大分和らぐはずです。収益物件を複数戸所有していて家賃保証をしていないのであれば、家賃収入がゼロになることは滅多にありません。サブリースは一括借り上げになりますので、その業者が借り上げを止めた時に入居者がいなければ家賃がゼロになります。

 

大家さんは不動産賃貸業を営む事業者となります。事業者であれば、自分の事業は自分で管理すべきだといえますが、賃貸管理を委託することは一般的なことなのでしょう。サブリースであっても上手く付き合っていくのであればいいのかもしれませんが、全てを鵜呑みにして頼り切ってしまうのは非常に危険なことです。

 

新型コロナウイルスの影響で自粛が呼びかけられています。そのため飲食店やイベント会場、遊園地などの営業自体を停止している施設もあります。大企業であれば内部留保を切り崩してなんとかやりくりするのでしょう。これが、個人事業主であれば貯蓄を切り崩して生活していくことになります。収入がゼロになっても数ヶ月は生活できるほどの貯蓄がないと金銭的に詰んでしまいます。そうならないためには、一定以上の貯蓄しておくことが望ましいといえます。

 

 

 

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